かたくり情報2023-25  タネは、どこに!

今年も、祭り日にタネ募集をしました。

2名様の応募がありました。

 

そのタネを採取する為に、時々 群生地へ行っています。

カタクリが 咲いていた頃は、カタクリしか生えていなかったが

今は、そのカタクリもタネ袋だけ残して葉っぱは枯れてしまい

 

どこに、肝心なタネ袋があるのか! 

探すのが大変です。

 

 

カタクリの移植地

咲いていた頃は、右上の欅も 葉がなく 日射しが抜けていたのに

いまでは、葉っぱが大繁り 日陰村です。

 

ご覧の様に カタクリは もう、葉も溶けて無くなり

雑草達に被われています。

 

彼らは、いま 土の中で じっとしています。

暑い夏は、涼しい土の中で夏眠しています。

 

 

そして、涼しくなった頃に 来年の芽の用意をします。

でも、土の中で 外には、出て来ません。

 

 

もちろん、

カタクリの咲く山道も同様で

 

入口近くで 沢山咲いていた 

ヤマエンゴサク達も葉や茎が溶けてしまい、他の雑草に被われています。

ここでも、カタクリの姿はありません。

 

咲いていた場所を憶えていて、その近くを見回します。

そうすると こんな感じに タネ袋が発見出来ます。

しかし、周りと同化しているので 見つけるのが大変です。

 

 

所が 

それからが問題なのでして 

それは、タネ袋を取るタイミングです。

あまり、袋の果皮が緑色の物は 中のタネが未熟です。

 

薄茶色の頃が 採取のチャンスです。



しかし、自然相手なので その頃 朝、夕に 確認探索を

そして 採取します。

 

所が、これを逃すと 殻が割れて 中のタネは、飛び散ってしまいます。

そうなると もう、その年は採れません。

 

採取したタネは、多少湿気のあるプラ箱で数日、保管して



発芽キットに組み入れて



欲しい方に レターパックで 発送されます。

 

届いた方は、出来るだけ早くに カタクリのタネを植え付けますと

来年の春に、8割程度が発芽します。



残りの2割は、翌々年に発芽します。

もちろん、発芽環境でないと発芽はしません。

 

皆さんも発芽させて見たい方は、来年かたくり祭の時に申し込んでね。

費用は、レターパック代¥500円の前納となります。

 

 

じゃあ、またネ!

 

 

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その都度、改訂番号を変更しますので宜しくお願いします。

 

 

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