かたくり情報  2020 – 30

久々に群生地へ

 

この所、いい天気が続きますね。
朝は、12℃と 涼しいですが 昼間は、25℃以上と暑いくらいに

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さて、今年度もカタクリのタネ募集を行いましたら
6名の方から ご依頼がありました。
千曲市 3名 上田市 1名 松本市 1名 東京都 1名

 


そこで、失敬して来るタネの様子を見に現地へ行った。


カタクリの咲く山道へ 入ろうとすると 真っ黒な猫が居た。

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ビックリした。

 


ご覧の様に 山道は、両側の木々の葉も茂り

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いい感じの日射しが 暑くなく、寒くなく


肝心のカタクリ もう、葉っぱは全て 枯れ溶けていました。

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( 右中央の細い茎、丸い緑の袋=タネ袋 )
残っているのは、タネ袋だけです。

 


実際に、現地へ行って見ると どこにカタクリが咲いていたか

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全く判らない状態で 咲いていた頃の記憶でタネ袋を探すしかない。


そして、 探すが 中々見つからない!

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目も慣れてきて ようやく探すことが出来た。

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これが、現在のタネ袋です。

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未だ未だ、未熟です。

 

あと、1週間から10日も経つと このタネ袋も黄色になり
割れて、タネを弾き飛ばします。

 

当然に、斜面にあるので 8割程度は 下方に落ちる。
2割は、横並びに落ちる。


しかし、このタネを失敬してくる(回収日)日が難しい!
早すぎても タネが未熟で 遅すぎれば 回収0になってします。

 

私は、この時期 週3日程度 群生地へ行って タネ袋を観察して
失敬して来ます。


それに、全てが 一緒にはならないので 数日に掛けて回収です。


タネを回収したら 小分けして 私が作った 発芽キットと共に
発芽への説明書をつけて スマートレターで各自へ発送します。

 


届いた方は、出来るだけ早めに植え付けます。
植え付けて、指定された様な所で保管して、来年の2月頃に
日射しのある場所へ置いておくと こんな芽が延びて来ます。

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そして、3月~4月頃まで光合成を行い 地表部は枯れてしまいます。
地下では、米粒程度の球根を作り 翌年の春に発芽をします。

 

花を咲かせるまで この繰り返しになります。
そして、7年~8年目で ようやく、花を咲かせます
この間の管理が難しいでして、ほとんどは忘られてしまう。

 

 

じゃあ、またネ!


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