毎年、かたくり祭の時に 希望者にタネを頒布しています。
今年も 募集をしましたら 県内の7名様より要望がありました。
3/20頃の八王子山 ご覧の様に雑木は、芽吹きもなく 地面が見えます。
そして、4/22頃から雑木の芽生えが始まりました。
これが、現在です。
うっそうとしていますね。
こんな岩山でも ちゃんと雑木も茂るので不思議です。
そんな訳で、5/25に タネを採取に行きました。
実は、この日の前に 何回か、現地を訪れて採取のタイミングを見ていた。
カタクリのタネ袋は、5月の末頃になると 緑色から 薄黄色に
そして、乾いた薄黄色になると 3つのつながったサヤが
一気に割れ始めて タネを撒き散らします。
ここ、八王子山の斜面で咲いたカタクリなので タネは、転がって
親の下方から 芽を出します。
当然に 撒き散らされたタネを探すなんて とても無理なので
少し前( 薄黄色気味頃 )に タネ袋を採取して来ます。
朝方( 朝食前に ) 現地へ向かう
と言うのは、この群生地には 私の嫌いな 蛇が居ます。
地面に、手を出して かじられたら イヤですので!!
そう、マムシも 居ます。
所が、カタクリが咲いた頃は 他の植物は ないので
その存在は、一目瞭然なのですが この頃になると
カタクリの葉っぱは、枯れて溶けてしまい 何処に、咲いていたのか?
全く 判りません。
なので 大体の場所へ来たら 座って 下の方を覗き
薄黄色(薄緑色)のタネ袋を探します。
そして、これを失敬する訳です。
でも、神社側にある 移植地では、こんな感じで全く探す事は出来ません。
斜面の上には、あのケヤキが 葉っぱを出して
適度の日陰を作って 地中に居るカタクリを守っています。
そして、自宅へ戻ったら 透明な蓋のついた瓶などに入れて
明るい場所に 置いて 熟成をさせますと
房が割れて タネ袋から出て来ます。
これが 空のタネ袋
そして、本日 瓶の中に 皆、出ましたので
カタクリ発芽キットを作り スマートレターで送りました。
発芽キットとは、 その名の通り 全ての材料を1袋に入れた物で
タネ、米殻、炭、肥料、植木鉢用の網、不織布と植え方の説明書をセットに
今年は、 長野市が 4名 千曲市が 2名 御代田町が 1名に送りました。
上手く行けば、来春に発芽を楽しむ事が出来ますよ。
じゃあ、またネ!
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タイトルは、「 枝成り完熟 」と 申します。
私ごとや趣味で栽培している 完熟杏の情報を
http://kanjuku107.hatenablog.com/ です。
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