かたくり情報 1 新年号 改訂2

明けましておめでとうございます。

今年も 八王子山のかたくり を 宜しくお願いします。

 

 

カタクリの咲く現地では、

12月中旬頃までに3回ほど 雪が降りました。

でも、舞ったに等しく 直ぐに溶けてしまいました。

 

しかし、年末寒波がやって来て根雪となってしまいました。  

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カタクリの咲く山道 入口  2022.1.1

 

昨年のかたくり祭ですが、新型コロナ感染中にも関わらず

通算で、300名を越える方々がお越し下さいました。

残念なのは、県外や外国の方々の観覧はありませんでした。

 

 

可憐に咲く カタクリ ですが

タネから 咲くまでに 7~8年も要する山野草です。

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まれに、白花もあり

 

ここ、八王子山の北側斜面(さらしな神社側)には

3ヶ所ほどの群生地があります。

 

1.神社のお稲荷さん横の斜面

通称: 移植地と呼んでいる

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2.カタクリの咲く山道

   通称: 昔の古道の両側

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3.公衆トイレから昇る山道の左斜面

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もちろん、この他の山斜面にも咲きますが、未整備の為

見る事は出来ません。

 

 

昨年のカタクリ群生地や祭りの様子を交えてご案内をします。

 

群生地では、3月中旬になると カタクリが芽生えをします。

そして、天候(気温と日射し)によって 早いと 3/25頃から

咲き始めます。

 

群生地番号 2 ~ 1 ~ 3 と言う感じに咲きます。

 

 

今、雪の下に居る かたくりは、冬眠しています。

前年度の秋(夏が終わり、涼しくなった頃)に、来春の用意をします。

芽吹き、花芽の準備です。

3月頃に 地面も温かくなった頃に 芽を出します。

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この頃になると 八王子山の反対側 戸倉駅の セツブンソウが満開となる。

地元の新聞にも

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芽吹きが始まると 花を咲かせる個体は、花芽を持って芽吹きます。

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丁度、この頃は 大陸からの寒気団の到来で 気温が下がり 霜が降ります。

こんな状態にもなります。

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そう、初芽したカタクリの葉に 氷の結晶が!

それでも、この頃のカタクリ  不凍液があるのか? 氷が溶ければ

「 何か、あったの? 」って感じで 元気です。

 

3月の初旬になると 県道沿いに 横断幕を

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そして、気温が12℃以上で 明るい日射しになると

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可憐な 花を咲かせます。

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花が開いて 1~2日程度は 夕刻になると 閉じます。

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3日以降では、閉じずに 半開き状態で 明るい日射しがあると全開します。

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3月中旬頃になると 多くのアマチュアカメラマン達が来て撮って行きます。

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花の咲いている期間は、天気(気温)にも寄りますが

大体、一週間ほどです。

 

また、この頃になると 山野草の仲間 アズマイチゲも咲き始めます。

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昨年は、かたくり祭の一週間ほど前(3/27)に 満開となりました。

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多くの観客が押し寄せました。

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3/29 雨が降って 少し、寒かったけど

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頑張って 咲いていました。

 

この頃、河原の杏も 満開に

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そして、対岸の 天狗公園の桜も 満開に

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カタクリの咲く山道でも ヤマエンゴサクと言う山野草も満開に

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4/1には、多くの観客が

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4/6に 花弁(花びら)が 多い 多弁花が 確認されました。

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長い間 咲いていたので 花びらの端が 萎れているね。

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4/7 花が終盤の頃に 地元の戸倉小学校の生徒達が

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そして、思い切り咲いた 花は 萎んで枯れます。

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その頃には タネ袋が ハッキリと判ります。

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5月の中旬頃になると 葉っぱは枯れて 地上にあるのは

タネ袋の付いた 茎だけに なります。

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5月末頃に そのタネ袋が 割れて タネを撒き散らします。

その前に、タネを失敬して来ます。

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毎年、祭り日に タネ希望者を集い カタクリ発芽キットを作って発送しています。

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自然界では、タネは、コロコロと転がり 落ち葉等に隙間に落ち着き

運が良ければ 今年の秋頃に 根を出して タネを固定させます。

 

 

これは、私が タネを黒ポットに植え 発芽した苗です。( 中央に )

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この状態で 冬眠します。

 

翌年の春に芽生えますが これがカタクリ芽? と言う様な

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細い茎の先に 黒いタネ袋を付けて伸びてきます。

 

この細い茎で 光合成を行い 5月末頃で枯れます。

 

地下には 細長い根があります。

 

これを 繰り返して 

ラッキョの様な球根となり 下へ下へ 潜って 育ちます。

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そして、7年~8年目に 花を 咲かせます。

 

 

こんな、苦労して 花を咲かせているカタクリを山で見かけても

絶対に採取をする事は 厳禁ですよ!

 

仮に、手で掘っても 根が深くて 途中で切れてしまいます。

また、採れたとしても 育つ環境でないと 数年でトボってしまいます。

 

 

この神社周辺のカタクリを鑑賞して 山へ登る舗装道路を5~10分程

歩いて行きますと 第一展望台に

 

ここからの上田方面を見ると

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五里が峰を望む

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戸倉駅方面

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それに、天狗公園

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そして、更に歩くと 左へ進むと 第2展望台 があります。

 

ここから、千曲市の更埴方面(長野方面)

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晴れていれば、戸隠連峰と高妻山が望めます。

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坂城、上田方面を

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この道を 真っ直ぐ進むと 舗装も終わり 

最後は、行き止まりになります。( 危険地帯に入ります。 )

 

 

本年度の かたくり祭は、

       3月27日(日)となります。

 

会場は、

いつもの さらしな神社境内  

時間は、10時~15時となります。

 

ガラクタ市、地元の果物や野菜、

地元のおやき、お饅頭、山野草等の販売

 

新型コロナが流行する前は、お越しを頂いた方々に

御抹茶とお菓子で お持てなしをして いましたが

いまでは、感染防止の為 中止と なっています。

 

 

肝心な カタクリは 3月20日頃~4月初旬頃まで咲く予定

 

そんな 花情報は、このブログで 日々、確認が出来ますので

覗いて 見て下さいね。

 

 

 

じゃあ、またネ!

 

 

このブログは、時により1日数回の改訂を行う事があります。

その都度、改訂番号を変更しますので宜しくお願いします。

 

 

ブログを読んで頂きまして有り難うございます。

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