かたくり情報  2020 – 29

今日は、朝は寒かったが 雲一つない好天気になった。

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いつもなら、新潟方面へ 美味しい魚でも食べにドライブに行っているが
今年は 例のコロナのお陰で 何処へも行かれない。

 

午前中は、杏の消毒をやった。
今年は、春の天気が 悪かったので 杏が成っていない!

1つ、2つと 成っているので やるべき消毒は打った。
でも、成っていないのに 打つのも 寂しく感じるね!

 


午後は、カタクリと一緒の頃に咲く セツブンソウのタネを植えた。
セツブンソウと言えば、我が千曲市の 市花 でして 市内に
2ヶ所の群生地があり 保全されています。

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そんな訳で、群生地から苗やタネを失敬してくる事は、御法度です。


自宅で 育てるには、県内外の山野草売店から 買い求めるしか ない。

先日、いつも買い求める(オークションで)福島県の方から
大量に仕入れたので 植える事にした。

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そんな セツブンソウの種まきをご紹介します。

 

今回は、ビニ黒ポットに 5粒ずつ 植えます。

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これが、セツブンソウのタネです。茶色で2㎜程度

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拡大すると 

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こんな感じに ビニ黒ポットを用意して

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百金で買った底網を適当に切り、入れます。

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そして、鹿沼土

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少し入れます。

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そして、大粒の赤玉土

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入れます。

 

次に、保湿と虫除けに 特製の割り箸炭を

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適度に入れる

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そして、小粒の赤玉と鹿沼土を5:5程 バケツに入れて

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かき回します。 これが用土となります。

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8分目程、ビニ黒ポットに入れる。

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そして、灌水をします。 底から細かい砂を吐き出して通気性を良くする。

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名札をさして

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ピンセットを使って 5粒を適度にビニ黒ポット入れます。

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そして、また灌水をします。

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このまま、放置しても良いが 芽が出る頃に 
他の雑草が生えてくるので 不織布を適度に切り取る。

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そして、この上に掛けて 

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外れない様に紐で縛ります。

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これで、完成です。 後は、直射日光のあたらない木の下に置く
時々、灌水して 湿気を保ちます。

 

発芽は、翌年の2月中旬頃なので 1月末頃には、日射しのある所へ
2月の末頃には、不織布を取り除きます。

 

発芽した芽は、この様な 1枚葉です。

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不織布があると 芽が延びていかないので 注意です。

 

カタクリと同様に、5月頃になると 茎は枯れてしまいます。
そして、10月頃に地下で動き始めて 冬眠して
翌年の春に 親のセツブンソウの様な葉っぱを出します。
カタクリと違い、3年~4年目になると 花を咲かせます。

 


セツブンソウの種まきが終わったので 
神社のカタクリ群生地へ行って見た。

 

八王子山斜面の移植地は、ご覧の様に カタクリの姿は見えない。

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咲いていた辺りを見たら 居た、居た! 葉を広げて光合成

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おっ、これは受粉が成功してタネ袋があるね。

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次に、カタクリの咲く山道へ行って見た。

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ここでも、もう カタクリの存在は見えない。

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周りの藪には、黄色のヤマブキが咲いている。

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お、お~ 居た、

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居た ここにも 受粉が成功してタネ袋が

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あっ! これは未受粉なのか 黄色くなっている

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これも 枯れ落ちます。

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これが、段々と大きく成長して 中にタネを作ります。

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おっ! 崖の斜面に 超遅番のカタクリが咲いていた。

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そして、神社へ戻る途中で 紫色した花を見つけた。

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近くに寄って見たら イカリソウでした。

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なかなか、これも 不思議な格好の花ですね。

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じゃあ、またネ!


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