八王子山について

このお祭りも かれこれ今年で20回を迎えます。

これを記念してか 専用のブログを立ち上げる事にしました。

今までの かたくり祭の様子は、

私のブログを見て下さい。  
http://d.hatena.ne.jp/kanjuku107/

右上の 記事一覧を クリック頂きますと以前のブログが

そして、各年度の 3月〜4月頃 の記事見て下さい。




1回目として 八王子山について書きます。


場所は、現在の千曲市大字若宮地籍の里山で 

千曲市 いや、その前の 戸倉町  その前の 更級村では

この地籍を 村東、前山、大日向方 と言っている。

海抜は、千曲川川床で 375m  八王子山が 510mです。

標高差 135mの低い里山で尾根伝いに登って行くと

冠着山に到達します。

でも、3時間は覚悟してね!!



ちなみに、

冠着山(かむりきやま) 1.252m 五里ヶ峰(ごりがみね)が 1.094mです。 



大正橋の下流側の冠着橋辺りから見ると

象や猫が 寝ている様に見える里山です。


戸倉上山田温泉へ向かう手前の山

戸倉からですと 千曲川を掛かる大正橋の渡った所の山です。




△に見える山


この八王子山は、地質的に見ると 不思議な山である。

全体は 青木層(泥岩、砂岩が堆積した浅海性の地層)の山で


この様に、風化で泥砂になります。



しかし、南側(含む獅子ヶ゙鼻)は、熱変質をうけて堅くなっている。




南側の崖は 節理があり割れ目が多い

現在では、落石等もあるのでネットを設置してある。

崖には、松などの常緑樹に被われています。



北側は、典型的な青木層で 触れば、ボロボロと崩れます。


そして、斜面には 落葉樹があり雑木林になっています。





ご存じの様に この近辺は、

通称 千曲川貫通谷とも呼ばれており 東西の山地とその間を


千曲川が流れて 深く浸食した幅広い谷である。

そして、現在では 

一番平らな場所に千曲川が流れております。



昔から、この東西の山際に集落が点在しています。


近年(明治以降)に、千曲川の両側に堤防を作りましたので

住民は、堤防近くまで住宅地が広がっています。



その昔は 台風などで大水になり 千曲川は荒れて

川筋は、自由に流れていました。


この千曲川沿いの山には、「  」 「  」という地名が幾つかあります。


これは、荒れた千曲川の流れが 

ぶつかった所(洗われた)と思われます。


当地の上流(坂城町上田市の境辺り)に 岩鼻 という地籍名が

戸倉 磯部地籍の 千曲川に面した所に 岩崎と いう所も

この八王子山の下隣に 葭ヶ鼻(よしがはな)という地籍も

稲荷山には、湯の崎と言う地籍もある。



そして、この八王子山の千曲川寄りの先端に 

獅子ヶ鼻 という場所があります。

中央に白いコンクリートの建物(水門)の左に



中央の岩の塊


この獅子ヶ鼻は、一塊の岩  

まぁ、堅いのである。

ハンマーで叩いても 少し、割れる程度

こんなに堅いので 

今日まで千曲川の流れにも勝ち 

当地に温泉が発見される前から、姿は変わりません。



ここは、地元の方でも知らない景勝地なのです。



この獅子ガ鼻や八王子山の南側には、ひもろの木(ビャクシン、シンパク)が




この堅い石の割れ目に根を張っています。










じゃあ、またネ!




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