この所、昼間に いい天気が続いていたので オークションで買い求めた
山野草(カタクリ)の苗を 植えました。
実は、私は 地元で 毎年、4月の頭頃に
「 八王子山のかたくり祭 」を開催しています。
丁度、この頃に 八王子山の裾野で花を咲かせます。
今年で 20回目になります。
元々は、お袋が始めた行事でしたが 亡くなった後 引き継ぎました。
地元の有志達(みどりのサポート隊)と一緒になって 千曲市や信州千曲観光局の
後援も頂き 近くの神社(佐良志奈神社)で 1日限りで行っています。
このカタクリ祭りにお越しの方から 「 カタクリの苗 」が欲しいと!
良く、言われます。
しかし、カタクリって 実は、非常に大変な山野草で 増えるのはタネのみで
また、咲くのに 7~8年も掛かる 代物でして
私達が、地元の群生地の保護をしているのに こんな気の長いカタクリを
引っこ抜いては 来られません。 ので
県外で 沢山採れる所から 分けて頂いています。
そんなカタクリの苗を 黒ビニールポットに植え付けました。
その様子を 見て下さい。
これが、定形外郵便で送られてきた箱です。
そして、開けると こんな感じに ビニールに入ってテープ止めされている。
その固定テープを取った状態
そして、ご覧の様に 濡れた新聞紙に包まれていました。
それを破くと こんな感じにカタクリの球根が
この球根 ご覧の様に 細根もあり A級品です。(一般的には、細根なし)
まず、土を用意します。
大きな作業箱(コンテナ)に 基本、赤玉系の土(大粒、中粒、小粒)に
鹿沼土(大粒、中粒、小粒)を少々混ぜる
そこへ、腐葉土に
割り箸で作った消し炭を
それに、肥料を少々混ぜる
この時に ジョロ的に 水を土に与えて 混ぜます。
( 乾いたまま、使うと 苗の細根の水分が取られてしまう! )
今回、用意した 黒ビニールポット
それに、当地は これから寒い、寒い冬を迎えます。
そんな時期に 植えた鉢を外に出して置くと 霜柱が立って
不思議に、植えた球根が浮かび上がって来ます。
当然に、水分が抜けて 枯れてしまいますので こんな発泡スチロール箱を
用意します。( 上と底に穴を開けて!
そして、水分が残る様に 大粒の鹿沼土を敷き詰めて水を与えます。
百均で この様な底網を買って来て 適度に切り 鉢の底へ敷く
作り終えた 土を黒ポットに少し入れて カタクリの球根の頭を持って
黒ビニ鉢の中心にして 土を入れます。
細根は、四方になる様に
そして、土を入れます。
頭が隠れる程度まで そして、外側の土を指で押し固める。
そして、発泡スチロール箱に入れます。
もう一度、水を掛けて 球根の頭が見えたら少し土を被す。
今回は、米殻を
植えた、ポット鉢上に パラパラと掛けました。
これで、来年の2月末から3月頃に フタを外します。
来春に花芽を持って 伸びて来ます。
問題は、この後の管理が大変になります。
つまり、今年咲く花のエネルギーは球根に貯めてありますが
来年の分がありません。
カタクリって、花が咲いて タネを作って 完熟して タネをまき散らし
1年を終わらせます。
この期間が 一般の植物と違い 3月に芽を出して
5月末には葉も枯れてしまいます。
他の植物の様に 秋までは地上に居ません。
1年の仕事(発芽、受粉、光合成、タネの完熟)が3ヶ月しかありません。
所で、料理に使う かたくり粉って このカタクリの球根から作ります。
その昔、天皇や朝廷への献上に 農民が里山のカタクリの根を掘り
最高のデンプンを作りました。
あの球根なので 作られるデンプンの量も知れています。
そう、本物のワラビ粉やクズ粉と一緒で 非常に高価なデンプンです。
現在では、ジャガイモからデンプンを作っています。
このブログは、1日で 何回も追加編集を行います。
その度に、改訂番号が変わります。
じゃあ、またネ!