かたくり情報 28 5月頭の群生地では

春の妖精 かたくり 

今年も、多くの観覧客が訪れましたが

 

多くの方が登った山道も

 

今では、ヤマブキも散り 雑草の世界に変わっていました。



で、あのカタクリ達は どうしているのか 

昨日、行って来ました。

 

ご覧の様に、春の気配を感じて 最初に地上に出て来た

葉っぱ達は 光合成の役目を終えて 溶ける様に枯れています。

 



また、カタクリの咲いた場所も

欅(ケヤキ)などの雑木が 葉っぱを付けて新緑状態に

なので、もう 薄暗く なっています。

 

 

今の時期 カタクリを探すには

薄黄色になった 枯れ葉を探します。

 

で、受粉が成功して タネ袋だけが 青々(濃い緑色)して

細い茎の先に着いています。


受粉が成功しない 未受粉の花は、花びらと共に枯れて落ちてしまいます。

 

 

そして、このタネ袋  

 

袋の中で、更に熟成されて

5月の末頃に 袋が裂け始めて 中に、10ヶ前後あるタネが

弾き飛ばされます。



これで、今年のカタクリは 夏眠 に入ります。

そして、秋頃になると 根が動き始めて 冬眠 となります。

 

カタクリの咲いている場所は、ほとんど傾斜地なので 

タネは、下の方へ 転がって行き 枯れ葉等の隙間に落ち着きます。

 

そして、来春になると 細い根がタネから出て 地下へ進みます。

そして、タネを固定されると 今度は、タネの皮を着けた状態で

地上へ伸びて行きます。(子ネギの様な)棒状の茎が

初年度の芽



2年目に なって 葉になります。

 

3年目 更に大きくなって

 

そして、7~8年目になって 花を咲かせます。

 

 

八王子山のかたくり祭り実行委員会では、 

5月末頃に カタクリのタネを失敬して 欲しい方に頒布をしています。

カタクリ発芽キット 」として 

用意して頂くのは、土と鉢 になります。 有料で¥500円

レターパック発送となります。

 

ご希望の方は、メールを下さい。

 

 

 

 

じゃあ、またネ!

 

 

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