八王子山のカタクリ群生地について

ご存じの様に、初春に咲く花を スプリング・エフェメラル(春の妖精)

呼んでいます。


ここ、旧戸倉町には 東の里山セツブンソウが 

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そして、西の里山 八王子山にカタクリが咲きます。

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セツブンソウ(節分草) 名前の通り 節分の季節に花を咲かせます(関東)が
当地は、やはり2月では 一番の寒い季節なので 3月初旬頃に開花が始まります。

戸倉地区のセツブンソウ群生地 満開時に訪れると凄いです。

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カタクリは、その次で 3月末から4月頭頃に開花します。

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今年は、積雪もないので(これから降るかな?)早まるかも!
でも、まだ1月の後半なので なんとも言えない。

当地は、例年ですと 1月末から2月が一番寒い季節となりますので
これからの気象変化次第で、開花時期が変わってきます。

 


去年等の写真を使って 八王子山のカタクリが咲き誇る場所を説明しますね。

ここは、ほぼ自然に近い状態で群生しています。


大きく分けると 5ヶ所あります。
仮に A.B.C.D.E と区分をして見ました。

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: 斜面の移植地( Dの上面から移植した )神社横の斜面


: カタクリの山道の左右 ( 北側から斜面を登る道 )


: Aから上を見た 八王子山の斜面( 入れない )


: 公衆トイレの前 八王子山の斜面( 入れない )


: 八王子山の舗装道路を昇って、2っ目の角奥( 入れない )

 

実際に、現場近くまで行って カタクリの花が見られるのは、

A.B.C.D.となります。

 


通常の見学コースは、

駐車場に車を置いて 

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神社の社務所方向へ歩くと

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正面に 斜面があります。 

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竹の柵があり 看板もあります。 

このエリアの中央辺りに 2~3輪の白花カタクリが咲いている!

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満開時は、最高です。

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そして、竹柵から 右上()斜面を見ると 沢山のカタクリが咲いています。


実は、ここにも 幻の純白のカタクリが咲きます。

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果たして、今年は 咲いてくれるかな?!

 


次に、神社の社殿を見て 左にある道を20m程歩くと 

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T路地になる

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ここを、左に曲がり 5m程進むと 左に山へ登る道がある。

最後の上りが危険なので ここは、

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ここが カタクリの咲く山道 です。


これを道なりに登ると 竹柵の右下に ヤマエンゴサクが咲いている。

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更に、登ると 右斜面に カタクリが咲いています。

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竹柵の真下にも 咲いています。


スマホ等で写真を撮るには最高でしょうね。

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更に、登ると 右側に群落があります。

 


最後に、急な坂道を登ると 

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ここは、竹の柵に捕まって ゆっくりと登ります。

 

公衆トイレ横からの舗装道路に出ます。

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これを 右に行けば 八王子山の頂上方面へ


左に 下れば 公衆トイレへ降りられます。

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左へ数歩下った 右の斜面にも カタクリ

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そして、舗装道路を下るが 途中のガードレールにも こんな看板がある。

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そう、こんな脇の ヤマブキの林の中でも 咲きます。

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昔に作った こんな看板もあります。 見落とさないで 見てね!

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この下り道の左斜面  にも カタクリが咲きます。

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この看板を過ぎて少し下ると 左に曲がる道がある。 

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これを歩くと

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左の 桜の木の下や 右の斜面にも カタクリが咲いています。

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更に、進むと 右に こんな 入口らしき物がある。

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これは、その昔にあった 八王子山の洞窟の入口です。

県道の拡張工事と共に 廃道となりました。

 

洞窟にあった お稲荷さんは、この近くに鎮座しています。
神社の お稲荷さんへ行かれます。

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ここまで来ると の移植地の斜面横になります。

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つまり、元へ戻れることが出来ます。


A C Dの群生地は、眺めて見る様になります。

B の山道は、目の前で見られます。

 の斜面は、人が入れない程 藪化しています。

 

B の山道では、絶対にカタクリを触らないで下さい。
人の体温で カタクリが火傷して死んでしまいます。

 

また、絶対に 

引っこ抜いて持ち去らないで下さい。
自宅へ植えても 枯れてしまいます。非常に難しい

 


カタクリの育つ環境
適度の湿気と適度の水はけで、2月~4月末まで日射しがある事(直射日光ダメ!)
5月~9月まで日陰になる場所 10月~1月まで適度の水分補給(雨)がある所

 

ここ、八王子山の群生地では
ケヤキの大木が落葉樹で この環境を与えています。

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4月末頃から 芽吹きが始まり 葉が日陰を作ります。
そして、秋には落葉して肥料に 日射し、雨を通します。

 


所で、幻の白花カタクリについて
突然変異と思われる。 

本来、カタクリの軸は茶紺色をしている。

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白花の軸は、茶紺色が抜けてしまい 薄緑色をしています。

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また、雄花の花粉が 一般は、軸と同じ色の茶紺ですが
白花は、白色しています。

ですので、見方としては 

花びらの色、軸の色、花粉の色が違うので!!

 

大体、一群生地で 1本~2本程度しか ない代物です

今年に見れた方は、ラッキーでしょうね!!

 

 

次回は、 そんな群生地の 現在の姿を ご紹介しますね。

 

 

じゃあ、またネ!


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